MBRFは、社会の発展の促進、地域社会の強化、そしてバリューチェーン全体における適正で働きがいのある労働環境の確保に取り組んでいます。当社の取り組みは、堅固な方針、国際的な基準、および明確な目標に基づいて推進されており、人権の尊重から社会経済的包摂の促進、さらには事業展開地域における戦略的な社会投資に至るまで、幅広い活動の指針となっています。

私たちは、ポジティブな社会的価値の創出を目指し、従業員、サプライヤー、生産者、パートナー、そして地域社会と連携しながら、機会の拡大と持続可能で包摂的な社会の実現に貢献しています。

重点取り組み分野

 

人権

当社は、バリューチェーンのあらゆる段階において人権の尊重と保護を徹底し、あらゆる人権侵害の防止および是正に取り組んでいます。

ダイバーシティ・エクイティ&
インクルージョン(DE&I)

多様な価値観や経験、文化的背景を尊重し、一人ひとりが安心して活躍できる、公平で包摂的な職場環境の実現を推進しています。

社会経済の発展

事業を展開する地域社会との共生を図りながら、雇用創出や所得向上、地域課題の解決を支援し、持続可能な社会の発展に貢献しています。

MBRFインスティテュート

食品ロス削減を目的とした社会貢献活動を推進するとともに、食の安全・安心の向上に取り組んでいます。また、ボランティア活動を通じた従業員の社会参画を促進しています。

人権

MBRFは、国際的な規範および厳格な社内方針に基づき、事業活動ならびにサプライチェーン全体における人権の尊重と保護を徹底しています。

当社は、児童労働、強制労働、奴隷的労働を含むあらゆる人権侵害を認めず、その防止・監視・是正に向けた実効性のある仕組みを整備し、継続的な取り組みを推進しています。

取り組み内容

事業拠点に対する継続的な評価

当社は、すべての生産拠点および事業活動に対して定期的なモニタリングを実施し、適正な労働環境の確保ならびに社内規程および関連法令の遵守状況を確認しています。評価にあたっては、Social Accountability International(SAI)が策定した国際的な社会的責任基準である「SA8000」や、Sedex(Supplier Ethical Data Exchange)が開発した世界で広く活用されている社会監査手法「SMETA(Sedex Members Ethical Trade Audit)」など、国際的に認知された基準を参照しながら取り組みを推進しています。

サプライヤーに対する厳格な管理・評価体制

サプライヤーとの取引開始前および取引期間中において、当社は書類審査、公的データベースによる確認、ならびに地理空間モニタリングを実施し、不適切な行為やリスクの未然防止に努めています。

不適合事案発生時の迅速な対応

不適切な事案や規程違反が確認された場合、当社は速やかに当該サプライヤーとの取引を停止します。また、必要な是正措置が講じられ、適用される要件への適合が十分に確認された後にのみ、取引の再開を検討します。

従業員に対する継続的な教育・研修

人権、倫理、および行動規範に関する研修を全従業員に対して継続的かつ必須で実施し、人権尊重の意識向上とコンプライアンスの徹底を図ることで、相互尊重を基盤とした企業文化の醸成とリスクの未然防止に取り組んでいます。

奴隷的労働根絶に向けた国家協定

サプライチェーンにおける強制労働の防止に向けた啓発・企業連携の取り組みであり、当社の実務、方針、および社会・環境リスク低減マップの継続的な改善に寄与しています。

「Na Mão Certa(正しい道)」プログラム

MBRFは「Na Mão Certa」プログラムを支援し、人権保護および子ども・青少年の権利尊重に関する取り組みへの賛同を表明しています。また、これらの重要課題を社会的責任戦略に組み込み、継続的な取り組みを推進しています。

ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)

当社は、多様な背景や文化、価値観、経験を尊重し、一人ひとりが能力を最大限に発揮できる包摂的な職場環境の実現に取り組んでいます。主な取り組み対象として、女性、障がいのある方、黒人コミュニティ、外国人・難民の方々への支援を推進しています。特に、外国人および難民の雇用においては、ブラジル国内でも有数の雇用実績を有しています。また、当社が実施する各種キャリア開発プログラムでは、これらの対象者向けの募集枠を設け、多様な人材の成長と活躍を積極的に支援しています。

DE&Iに関するグローバル共通戦略を策定し、明確な企業方針のもとで取り組みを推進しています。

「Lidere como uma Mulher」「Entre Eles」「Elas em Foco」など、ジェンダーエクイティの推進を目的とした各種プログラムを展開し、多様な人材が能力を最大限に発揮できる環境づくりに取り組んでいます。

約13,000人の移民従業員が在籍しており、職場への定着支援、語学研修、専門資格の認証・活用支援などを通じて、多様な人材が安心して活躍できる環境づくりを推進しています。

ブラジル全土の事業拠点において、300名を超えるダイバーシティ推進アンバサダーが活動し、多様性・公平性・包摂性(DE&I)の浸透と企業文化の醸成に取り組んでいます。

社内啓発キャンペーンを通じて10万人を超える従業員・関係者に働きかけるとともに、専門家によるウェビナーを開催し、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)に関する理解促進と意識向上に取り組んでいます。

ブラジル手話(Libras)に関する研修を実施するとともに、デジタルアクセシビリティの向上に向けた各種施策を推進し、誰もが利用しやすい環境づくりに取り組んでいます。

戦略的パートナーシップ

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR:United Nations High Commissioner for Refugees)

構造的人種差別の解消と人種的公平性の推進に取り組む、さまざまな業界の50の組織と連携し、協働しています。

雇用機会の創出、人材育成、および異文化共生の推進に取り組み、多様な人材が活躍できる社会の実現に貢献しています。

難民とともに働く企業フォーラムHub(SESIとの連携)

社会経済の発展

事業を展開する地域の発展に貢献することは、当社の社会価値創造戦略における重要な柱の一つです。そのため、地域社会との継続的な対話をはじめ、各種機関との連携、ボランティア活動、ならびに経済・社会の発展を支援する取り組みを推進しています。

当社は、倫理性、透明性、そして責任ある事業活動を通じて社会に価値を創出することが、現在および将来の世代の豊かな暮らしと、持続可能な事業基盤の構築に不可欠であると考えています。この考えのもと、地域社会、従業員、サプライヤー、契約生産者、ビジネスパートナーをはじめとするすべてのステークホルダーとの信頼関係の強化に取り組んでいます。

これらの取り組みによる
主な成果

契約生産者の再参画を支援するとともに、社会・環境面における適正化に向けた取り組みをサポートし、持続可能な生産基盤の強化に取り組んでいます。

世界全体で13万人を超える従業員の雇用を創出し、地域社会の経済発展と所得向上に貢献しています。

放課後教育プログラム、公衆衛生支援、寄付活動ならびに社会貢献キャンペーンを通じて、地域社会の発展と人々の暮らしの向上に貢献しています。

7,000を超える契約生産者と、42万5,000を超える顧客およびサプライヤーとの連携を通じて、持続可能で強固なバリューチェーンの構築に取り組んでいます。

地域における企業・行政・地域社会との対話と連携を促進する「Conexão Comunidade(コミュニティ・コネクション)」プログラムを通じて、地域課題の解決と持続可能な地域社会の発展に取り組んでいます。

ボランティア活動を通じて、数多くの人々の生活向上と地域社会の発展に貢献しています。

「+ Junto Pelo Sul」を通じて、緊急支援および被災地域の復旧・復興支援に取り組み、地域社会の早期回復と持続的な再建に貢献しています。

サプライヤーの社会経済的
包摂の推進

当社は、生産者の社会経済的包摂を促進するとともに、事業運営の是正が完了し、当社のサステナビリティ基準への適合が確認されたサプライヤーについては、取引関係の再構築を進めています。

こうした再参画の取り組みを通じて、生産者の社会経済的な回復を支援するとともに、生産現場における環境面での持続可能性向上に貢献しています。また、所得機会の喪失防止や地域雇用の維持に加え、新たな開発による環境負荷の低減にもつながり、責任ある形で農畜産バリューチェーン全体の持続的な発展を支えています。

Instituto MBRF

MBRFインスティテュートは、14年にわたり、事業展開地域における社会課題の解決と地域社会の発展を目的としたプロジェクトへの直接投資を推進するとともに、ボランティアプログラムの運営・管理を担ってきました。これまでに同インスティテュートの取り組みは380万人以上に恩恵をもたらしており、ブラジル全土で実施された4,000件を超える社会貢献活動を通じて、延べ5万人以上のボランティアの参画を促進してきました。

MBRFインスティテュートの活動は、主に以下の2つの重点分野を軸に展開されています。

人と未来を育む食の力

食料安全保障の推進、食品ロスの削減、そして生産活動への包摂を通じて、持続可能な社会の実現と地域社会の発展に貢献しています。

食品ロス削減チャレンジ
食品サプライチェーン全体における損失や食品ロスの削減に向け、地域発のソリューションの創出と実装を促進するプログラムです。MBRF Hubとの連携のもと、自治体による実践的な取り組みの構築を支援しており、食品の有効活用センター、コミュニティキッチン、フードシェアリング拠点、ならびに安全に消費可能な食品の再分配を支える物流プラットフォームなどの整備を推進しています。

フードバンクや「Acelera ESG」などのプラットフォームとの連携
MBRFは、食品ロス削減の取り組みを強化するため、救済された食品の回収および配布を担うフードバンクや、寄付提供者、物流事業者、協同組合と支援を必要とする団体・個人をつなぐプラットフォーム「Acelera ESG」と連携しています。これらのパートナーシップにより、食品の再活用プロセスの効率化を図るとともに、社会的インパクトの拡大とサーキュラーエコノミーの推進に貢献しています。また、地域社会への直接的な価値創出を実現し、事業者とコミュニティの持続的な発展を支えています。

未来を育む教育

教育とスポーツの振興を通じて、若者から成人まで幅広い世代の学びと成長を支援し、将来のキャリア形成と可能性の拡大に貢献しています。

語学サーキット(Circuito de Línguas)
移民の方々を対象としたポルトガル語講座と、ブラジル人を対象としたスペイン語講座を提供するプログラムです。言語教育を通じて、円滑なコミュニケーションや異文化理解の促進を図るとともに、公共サービスや地域コミュニティにおけるより包摂的で利用者に寄り添った対応の実現に貢献しています。

未来を担う人材育成(Profissionais do Amanhã)
若者を対象に、金融リテラシー教育、就業準備支援、そして社会人として必要となる基礎的な能力やスキルの習得を支援するプログラムです。将来のキャリア形成と自立に向けた成長を後押しし、次世代を担う人材の育成に貢献しています。

未来を切り拓くライフデザイン(Minha Vida em Construção)
大学との連携により実施しているプログラムで、高校生を対象に進路・キャリアに関するガイダンスを提供しています。将来の目標や人生設計の構築を支援するとともに、社会性や情動面のスキル(ソーシャル・エモーショナル・スキル)の育成を通じて、一人ひとりの可能性を広げる取り組みを推進しています。

Multiplicando $
地域社会を対象とした金融教育プログラムです。学校での教育活動や一般向けイベントを通じて、金融リテラシーの向上を図るとともに、自律的な資産管理能力の向上や家庭における計画的な資金管理を支援しています。

スポーツプロジェクト(Atleta Caneta de Ouro、Cesta na Educação、Rede Tênis)
スポーツを教育、社会的包摂、人材育成の推進手段として活用する取り組みです。子どもや若者を対象に、スポーツ活動と学習支援を組み合わせるとともに、協調性、責任感、リーダーシップなどの社会性・情動面のスキル(ソーシャル・エモーショナル・スキル)の育成を支援しています。

企業ボランティア活動

MBRFインスティテュートが運営する企業ボランティアプログラムは、当社が事業を展開する地域において、従業員による社会貢献活動への参画を促進しています。

さまざまな部門の従業員ボランティアで構成される50の地域委員会を通じて、MBRFインスティテュートは人材育成プログラムの提供や活動運営の支援を行い、従業員のエンゲージメント向上と地域社会とのつながりの強化に取り組んでいます。

MBRFインスティテュートの活動や取り組み、各種プロジェクトの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

https://www.institutobrf.com/